カテゴリー「観音・札所めぐり」の投稿

2020年2月 3日 (月)

所沢七福神巡り(本覚院・海蔵寺)

ドレミの丘で休憩後、本覚院へ向かいました。

月桂山 本覚院(ほんかくいん)喜福寺  真言宗豊山派 

本覚院は昭和60年前後は無住の荒れ寺でしたが、平成12年に全面改築されたとのことです。

参道の入口に弁財天が祀られていました。
Photo_20200202160201

本堂  ご本尊は不動明王
Photo_20200202160202

3枚の写真の上から六地蔵尊、観音像、文殊菩薩像
文殊菩薩の左は? 普賢菩薩でしょうか?
文殊菩薩と普賢菩薩は共に釈迦如来の脇侍ですから…(釈迦三尊)
文殊菩薩は仏の知恵を表し、普賢菩薩は慈悲の徳を表す菩薩様です。
Photo_20200202160101

七福神は、布袋尊です。
令和元年12月初旬に建立とのこと。
ほんのひと月ほど前ですね。
Photo_20200202160102

納経所に筆が用意されていました。どこのお寺さんも、納経所は無人で、御朱印の日付は自分で記入ますが、筆が用意されてたのは、最初の持明院さんとここ本覚院さんだけでした。今まで頂いた御朱印4枚にも日付を記入し、最後の海蔵寺へ向かいました。

川嶋山 海蔵寺(かいぞうじ) 真言宗豊山派

P1203157

本堂 と毘沙門天
ご本尊は釈迦如来
毘沙門天は、四天王の一人として、多聞天とも呼ばれ、北を守る守護神でもあります。
四天王としては多聞天、七福神としては毘沙門天ですね。
踏みつけているのは天邪鬼(あまのじゃく)です。
Photo_20200202160303
Photo_20200202160301
御朱印に出世寺とあるのは、江戸時代に、出世寺、出世釈迦尊と信仰を集めたとのことです。

六地蔵尊
人は、生前の行為の善悪によって、死後に、地獄、畜生、飢餓、修羅、人間、天上という境涯を輪廻転生するといわれ、私たちの衆生救済をお祈りするのが六地蔵尊です。
六体が一列に並んでいるのが六地蔵様と思っていましたが~このように一体づつ飛び飛びに というのは初めてです。
梅の蕾が膨らんでいました。
Photo_20200203142302

境内
石庭風の 趣ある 境内
P1203159-2

御朱印は 玄関の中に。
この日は 私で5人目ぐらい?
P1203158

開場二十日目の所沢七福神巡り 完了しました。
自然に恵まれ、眺めの良いハイキングコースもあり、古刹を巡って、所沢の歴史にも触れることができました。
とにかく、地元ですから、また若葉の頃にでも…と思います。
























 

 

| | | コメント (4)

2020年2月 1日 (土)

所沢七福神巡り(光蔵寺・荒幡富士)

鳩峰八幡神社を後に、光蔵寺へと向かいました。
鳩峰公園からの坂道を下っていくと 社殿の屋根が見えてきました。
P1203117

荒幡山 光蔵寺(こうぞうじ) 真言宗豊山派

 山門
Photo_20200131125601

本殿 & 弘法大師像
ご本尊は 阿弥陀如来
Photo_20200131133801

5番 寿老人
Photo_20200131125602

聞くぞう地蔵尊
嬉しい事、悲しい事、愚痴・・・何でもお話を聞いてくださいます。穏やかな優しいお顔、何か話してみたくなりますね。
平成19年5月開眼
Photo_20200131125603

光蔵寺の次は本覚院ですが、少し道をそれて、荒幡富士に登ってから、ドレミの丘で休憩することに…
前にも来たことがあり、見晴らしの良い所なのです。

荒幡富士と浅間神社
左の小高いところが荒幡富士です。
荒幡富士は人工の富士山(富士塚)で、標高119m、山の高さは10mほど(実測ではないかも?)明治時代に15年の歳月をかけて完成したとのこと。所沢市のホームページによると、大正12年の関東大震災で8合目から上が崩れ落ちたそうです。地域住民が復興に努め、現在も、保存会によって整備されているとのこと。 
P1203130

浅間神社のご祭神は木花咲耶姫命
明治14年、荒幡村の小字ごとにあった鎮守(三島神社、松尾神社、氷川神社、神明神社)を村社 浅間神社に合祀したとのことです。
P1203141

荒幡富士の登山口  猿田彦神社
祭神は、天孫降臨を啓行(みちひらき)されたと伝えられている猿田彦大神。
山頂まで、九十九折の曲がり角ごとの合目石に1合目、2合目と刻まれています。
Photo_20200131125702

山頂からの富士山
山頂の写真(下)は2年ほど前のものです。
富士山(上)は はっきりしませんが、今回撮ったものです。
360度の展望が気持ち良いですね。
Photo_20200131162201

浅間神社から3~4分、ドレミの丘。
隣接の荒幡小学校の児童たちによって付けられた名前らしいです。
市内を一望しながら、持参したメープルワッフルで一休み。
Photo_20200131125701

風もなく暖かいハイキング日和。
休憩後は、本覚院へ向かいました。




























 

| | | コメント (4)

2020年1月30日 (木)

所沢七福神巡り(佛眼寺・鳩峯八幡神社)

永源寺をあとに、佛眼寺へ向かう途中、寄り道して鳩峰(はとがみね)八幡神社に参拝しました。
鐘楼があり、木立に囲まれた静かな参道
Photo_20200130112001

本殿
新田義貞が八国山に鎌倉攻めの陣を張ったおり、戦勝祈願をしたとのことです。
Photo_20200130112002

八坂神社
本殿は覆屋により保護されており、拝見できず、高い桟の隙間からデジカメで・・・
Photo_20200130112101

水天宮を過ぎた この辺りは鳩峯公園(トトロの森2号地)でしょうか。
佛眼寺へ向かいました。
Photo_20200130112102

王禅山 佛眼寺(ぶつげんじ) 真言宗 豊山派
Photo_20200130125701

本堂 ご本尊は釈迦如来
本堂前の弘法大師像、一願観音像、その脇に福禄寿神
P1203090

福禄寿
Photo_20200130115701

十三仏
亡くなった後、冥土へと導いてくださる仏様。
明王様、如来様、菩薩様です。
P1203098


地蔵堂
水子地蔵尊と慈母観音像
P1203096


六地蔵尊
八国山の狭山丘陵は、映画「となりのトトロ」の舞台となった所ですが、ここの六地蔵様が、メイちゃんが迷子になった時に発見されたシーンのモデルになった場所の一つとのことです。
P1203099

来た道を少し戻って、次の光蔵寺へと向かいました。

記憶違いです。
写真の時間を見たら、佛眼寺が先で、その後、鳩峰八幡神社でした。














 

 

 

 

| | | コメント (4)

2020年1月29日 (水)

所沢七福神巡り(永源寺)

七福神巡りパンフレットでは、3番目が佛眼寺ですが、道順からして4番目の永源寺に向かいました。

4番 大龍山 永源寺(えいげんじ) 漕洞宗
P12030782

山門から本堂へ
参道の石灯籠のことを調べてみると、この石灯籠二基は芝増上寺(徳川家の菩提寺)にあったもののようです。
芝増上寺は戦災で焼けてしまい、貴重な文化財も焼失しましたが、各地の大名から寄進された沢山の石灯籠は残されたと。戦後、西武鉄道がその敷地を買収してプリンスホテルが建ちました。石灯籠は、現在の西武球場あたりに集められていましたが、球場を造るために、近隣の寺院に引き取られていったと。現在、所沢市に120基が確認されているとのこと。因みに、所沢七福神巡りの寺院では持明院、長久寺、佛眼寺、海蔵寺にありました。
Photo_20200128162002

本堂   ご本尊は釈迦牟尼如来
Photo_20200128162005

六地蔵尊
写真下手で、お顔が暗い影になってしまいました。                                       
Photo_20200128162006

庚申塔
道教の教えによるもので、人間の体内に宿る三つの霊のうちの一つ、三尸(さんし)が庚申の日に体内を抜け出して天帝に告げ口しないように、庚申の前日に集団で徹夜をした。徹夜をすれば三尸は体から抜け出せない。この集会を3年18回続けた記念として建立した塔。庚申塚とも
P12030862

弁天堂
山門前の道路を挟んで右斜め方向に見えます。
七福神の中で唯一の女神、弁財天が祀られています。
新しく祀られた 弁財天の石像は見当たりませんでした。
Photo_20200128162004
Photo_20200128162001

子育て延命地蔵尊
山門の並び 道路に面して建てられていました。
Photo_20200128162003

所沢で雪割草が咲く場所があると聞いたことがありますが、この永源寺だったようです。
すっかり忘れていましたが、まだ、咲いてないでしょう。












| | | コメント (2)

2020年1月27日 (月)

所沢七福神巡り(長久寺)

1月20日、持明院をあとに、2番 長久寺へ向かいました。

花向山 長久寺(ちょうきゅうじ)時宗 
 
鎌倉街道に面した山門
仁王像は東大寺南大門の金剛力士像を模して、粘土形成からはじめ、鋳造したとのこと 
Photo_20200127091701

本堂 ご本尊は阿弥陀三尊(秘仏)
P1203065

所沢で唯一 の時宗(じしゅう)のお寺とのことです。
時宗の開祖、一遍上人の像です。
P1203066

七福神の大黒天は、山門を入った右手です。
Photo_20200127150701

大黒天の向かい側に水子地蔵尊が建ち、本堂に向かって廻国供養塔、六地蔵尊、寿和婦貴(咳)尊、と並んでいます。
P12030502

廻国供養塔
江戸時代中期、国中の寺社仏閣を参拝した記念として、平塚宋順常陽が建立した供養塔とのこと。宋順夫妻の和歌を刻んだ供養塔の上に薬師如来座像が置かれています。(長久寺 公式ホームページ参照)
Photo_20200127161001

六地蔵尊
Photo_20200127161002

寿和婦貴(咳)尊 (すわぶきそん)
おしゃびき様とも呼ばれている六体の首なし地蔵様。
咳を止めるために六体の首なし地蔵を祀って祈願したら治ったとのこと。
子供の咳が止まらないとき、地蔵様のたすきを頂いて、子供の身に着けて祈願し、治ったら新しいたすきを足してお礼にしたとのことです。(長久寺 公式ホームページ参照)
Photo_20200127165301

山門を出ると左に豊川稲毛がありました。
長久寺の鎮守として大切にお祀りしているとのことです。
P1203069
























 

 

          







 

| | | コメント (0)

2020年1月25日 (土)

所沢七福神巡り(持明院)

今年、令和二年元日から「所沢七福神めぐり 八国山・荒幡富士コース」が開場しました。
Epson012

狭山丘陵の自然に恵まれた 歴史ある7か寺に新しく七福神のご神体をお祀りしたとのこと、ウォーキングを兼ねてお参りすることにしました。
巡拝の道のりは約10㎞、ゆっくり休憩を入れて4時間とのこと。

先ず1番の持明院までの地図を調べて、そこで次の地図が頂けるであろうと、13日の午後、一人で出かけました。
自宅から約30分、調べた地図を持つのを忘れて、途中で迷子に…
お庭でお花の手入れをなさっている方にお聞きしたら、地区の地図を広げて調べてくださいました。ありがとうございました。
お陰様でたどり着きました。

1番 淵上山 持明院(じみょういん) 真言宗豊山派

参道
Photo_20200125094803

本堂 ご本尊は不動明王
Photo_20200125094804
南無大師遍照金剛像
南無は帰依する、おまかせする、という意味。
大師遍照金剛は弘法大師 空海のことです。
P1133023

七福神の恵比寿天は本堂の右に祀られていました。
真新しいピッカピカの恵比寿さま。
納経所にはどなたもいらっしゃいません。
御朱印の日付はご自分でと筆が用意されていました。 
Photo_20200125094801

Photo_20200125094802        
御朱印に「かっぱ寺」とありますね。
持明院には「かっぱの詫び証文」というお話がありました。
『寺の南に曼荼羅淵という深い淵があり、そこに棲む一匹の河童が、夏になると、笹井・伊草に棲む河童(親分)へ贈り物(人間の肝)をしていた。そのため、川に水浴びに来る人間を襲っては肝を抜いていた。その噂が広まって誰も来なくなり、困った河童は、川岸につながれた馬の肝を取ろうとして、馬方に見つかり、捕まって持明院に連れていかれた。お坊さんに懇懇と説教され、二度と悪いことはしないという証文を書いて許してもらった』というお話だそうです。

境内に入ってすぐ左側には六地蔵尊&二宮金次郎の像、不動明王像が並び、右側には可愛い狸さんの置物。狸は「他を抜く」ということで商売繁盛の縁起物ですね。
不動明王の両脇の像は? 両大師(慈恵大師・慈眼大師)の像?                                  
Photo_20200125094701


曼荼羅堂(ご本尊は阿弥陀如来)と聖観音像    
Photo_20200125111901

七福神めぐりのパンフレットを頂き、大まかな地図を頼りに、 次の長久寺へ向かいました。途中、変だとは思ったのですが、やはり、所沢駅に出てしまいました。日の短い時なのでまた出直すことにしました。
帰宅すると帽子がない!
参拝で外したまま置き忘れ来たようです。
後日お電話をしてお聞きしたら、弘法大師像の所にあったとのこと。
有難うございました。
1週間後の20日、帽子を取りにお伺いしてから、七福神巡りを再開しました。







 

 

 

 

| | | コメント (5)

2017年12月 7日 (木)

秩父札所ハイキング(7) 結願

12月5日(火)、足掛7年の歳月をかけた秩父札所巡りが 結願しました。
前夜の雨も上がって、予報とおりの良い天気。
西武秩父の駅前から栗尾行バスに乗って泉田で下車。
前回 日が暮れてから辿り着いた松井田の一つ先です。                                   Photo
 
約1㎞ほど歩くと、右手に「ようばけ」が見えて来ました。ようばけって分かりますか?
国指定の天然記念物「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」で、赤平川右岸の大きな地層の崖です。この地層から、大昔 秩父は海だったということが分かるとのことです。近づいて見学することもできます。 ようばけのようは陽で、ばけは崖のことだそうで、日の当たる崖とのことです。                                             Photo_4
 
 
33番 菊水寺までは45分ぐらいでしょうか。
穏やかな里山のお散歩日和です。                                   Photo_2                                                       

Photo_3

 

33番 延命山菊水寺(えんめいざん きくすいじ) 
参道の両側に植垣の椿と樹高の低い桜の木が並び、桜の花のトンネルに思いを馳せました。                          Photo_5

菊の花の手水舎です。                                        Photo_10

菊水寺 御本堂
ご本尊は聖観世音菩薩です。                                      Photo_6

本堂の前の聖観音像                 Photo_8  

境内に建つ芭蕉句碑
「寒菊や粉糠のかかる臼の端」と刻まれているらしいのですが~

風化したのか、読み取れません。県内最古の句碑とのこと                     Photo_9

境内のお地蔵様                                          Photo_11

泉田に戻る途中、バス停近くの道端で銀杏・こんにゃく・ペコロスなど各々100円は安いとお土産にしました。

バスを秩父駅で降りてから、秩父鉄道で皆野へ行くのに、 乗り換え時間は4分。秩父鉄道はパスモが使えないので、切符を買わなければなりません。バスがほんの少し遅れたので間に合いませんでした。パスモなら間に合ったのに・・・
約30分の時間が出来たので、ここで昼食をとることにしました。おにぎりは売り切れで菓子パン。私は持参したおにぎり。

予定より30分ほどの遅れで皆野駅に着きました。
皆野駅で予定していた昼食は済んでいるので、34番札所へのバスは予定通り。
約20分で札所前に着きました。

34番 日沢山 水潜寺(にったくさん すいせんじ)
この札所は、日本百観音霊場(西国・坂東・秩父)の結願寺として、巡礼者が打留めの杖と笈摺を納める寺です。
バスを降りると 参道の入口です。                                Photo_12

Photo_13

ここから道が左右に分かれ、右手が参拝の順路です。                        Photo_14

Photo_15

また、道が分かれます。右は徒歩巡礼道。
左の石段を登ると六地蔵尊が見えて来ます。                      Photo_16

登りきったところが御本堂(観音堂)です。
ご本尊は一木造り室町時代の作と伝えられる千手観音、西国をかたどる西方浄土の阿弥陀如来、坂東をかたどる東方瑠璃光世界の薬師如来が祀られて日本百観音結願寺の特殊性を出しているとのことです。
ご本堂(観音堂)の前には百観音宝前のお砂を納めたお砂踏があり、この上で三体のご本尊を拝むことにより、百観音巡礼の功徳が得られるとのことです。本堂(観音堂)の写真は撮るのを忘れました。

観音堂前から見た境内です。
一番手前が観音堂で、その並びが讃仏堂(納経所)、更にその奥が結願堂です。          Photo_17

結願堂                                               Photo_18

結願堂脇にある百観音功徳車                                     Photo_19

結願堂の先の仏足堂                                 Photo_20

結願堂の裏手には七観音が祀られていました。                                  Photo_21

私の守り本尊は千手観音様。心込めてお参りしました。                      Photo_22

観音堂傍に建つ水かけ地蔵様
お地蔵さんの頭上よりお水を三杯かけて、お願い事を三度唱えます。                      Photo_24

水かけ地蔵様の傍にある立入り禁止の立札の先は深山幽谷の趣。
左側の崖下に清浄長命水を湧出する寺名のおこりの水くぐりの岩屋があり、札所巡礼を終えた人々は、ここで再生儀礼の胎内くぐりをし、笈摺を納め長命水をいただき、心身共に清浄になって俗世へ帰ったとのことです。                      Photo_28

境内に秩父皆野町出身の金子兜太氏(現代俳句協会会長)の句碑があります。
 
 曼珠沙華どれも腹出し秩父の子                                                           Photo_26

仏足堂からの帰りの坂道には33観音が祀られていました。               Photo_30                 

無事 結願を果たし、大きなの荷物を下したような気持ちです。
バス停に戻ると奥長瀞自然峡との立札がありました。
あの長瀞の上流ですね。                                       Photo_27

33番 菊水寺から34番 水潜寺までは歩くと3時間半の距離があり、日が短い季節なので歩くのは無理。バス停と菊水寺を歩いて往復しただけで その後はバスと電車を利用しました。

西武秩父駅に戻って、秩父味噌拉麺としゃくし菜入り餃子を食べました。拉麺には厚揚げとか 1個丸ごとのゆで卵とかが入ってボリュームがありました。食券を買い間違えたので、 しゃくし菜入り餃子にはシュレッドチーズがかかっていました。洋風餃子ははじめて食べました。

この日の歩数は18000でした。

| | | コメント (4) | トラックバック (0)

2017年11月27日 (月)

秩父札所ハイキング(6)

天気が良さそうなので、予定日を1日早めた秩父札所巡り。
6回目は31番と32番のお寺を訪ねました。
今回は友人がもう一人増えて3人です。

 
西武秩父駅発10:10のバスに乗り、栗尾で下車。
31番 鷲窟山(しゅうくつさん) 観音院に向かいます。
観音院までは 約1時間の距離 。
紅葉の山に迎えられて いざ出発                              Photo
 
岩殿沢の紅葉                                              Photo_3

Photo_4                      

Photo_5 

冬桜が咲いていました。                                          Photo_6 

歩き始めてから約30分。茶屋が2軒 並んでいます。
参拝後は ここでお蕎麦を食べる予定です。                                        Photo_7 

茶屋の先の地蔵寺
山の斜面にひな壇のように並んだ水子地藏様にビックリです              Photo_10  

Photo_11

見事に並んだ干し柿に気持ちも温かくなって、先へ進みます。                                           Photo

観音山トンネル。観音院まで700mとの看板あり                                                         Photo_12

Photo_13

ガードレールの下に西国霊場の名が一つ一つ並んでおり、過去に行ったことのあるお寺などが思い出されます。西国ばかりではなく、各地の霊場の名が続いていました。                                              Photo_14 

出発から50分、山門が見えてきました。                                             Photo_15

石造りの仁王様です                                            Photo_19 

仁王様の高さは約3.9m、石造りとしては日本一とのことです。               Photo_17

Photo_18

ご本殿までの石段の数は296段。杖を貸していただけます。 『般若心経276文字、廻向20文字、お経の数に合わせてあります。お経を唱えながら登って下さい』と石段脇の石に刻まれています。 私はお経を唱えられない。昔、父方の叔父が唱えていたのを思い出しましまた。                                                Photo_20                

所々にある句碑を見ながらゆっくりと登ります。                             Photo_25

Photo_21

一輪の花に心和ませて・・・                                          Photo_2 

鐘楼堂が見えて                                               Photo_3                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

到着です。                                          Photo_23                  

 

大きな岩屋に建てられたご本堂
ご本尊は聖観音菩薩です。                                           Photo_24 

境内                                                       Photo_27 

本堂左奥の聖浄の滝。 水量は少なくなっていますが、高さは60mとか・・・ 滝の左側の断崖に摩崖仏が刻まれています。写真に撮ってなかったのが残念。この岩肌を見ると大昔はここが海底だったことが分かるとのこと。 驚きです。                                       Photo_28 

滝に立つ不動明王像                                            Photo_5

崖には幾つかの仏像が並び、崖の部分を繰り抜いたような中には弘法大師像があります。           Photo_4                    

 

深山紅葉で一句・・・出来ませーん  (=_=)                                Photo_29

茶屋で山菜蕎麦を注文したら、こんにゃくのフライを1個サービスで頂きました。こんにゃくのフライは初めて、美味しかった。
栗尾のバス停に戻ります。                                        Photo_30 

32番札所へ行くのに、松井田までバスに乗る予定でしたが、バス運転手さんに聞いたら、「こちらからだと皆さん三島から行きますよ」とのこと。松井田と聞いていたので、迷いましたが、三島で降りました。松井田より手前になります。
下車すると、札所へは2.5kmのハイキングコースと4kmの一般道があり、さて、どちらにすか・・・ハイキングコースといっても、車でも行ける林道です。Kさんが大丈夫だからと希望するのでハイキングコースにしました。
でも、坂道になると、お土産に買ったお芋と柚子が重くて辛いとのこと。お土産は私が持ちますと預かって・・・しばらくするとやはり辛そうで、まだ、戻れる場所ですが、Kさんはこのまま行きたいと。私はKさんのリュックと手提げ全てを持つことに・・・Kさんは心臓と癌と2度も大きな手術をなさった方なので、とにかく無理はさせたくなかった。  

写真では分かりにくいですが、勾配のある坂でした。                         Photo_31

無事、峠の上に到着。後は下るのみ。納経の受付時間は4時まで。急かすことは出来ないし、心配しましたが、なんとか間に合いそうで、良かったと一安心。Kさんよく頑張ったよ。                     Photo_32

 

32番 般若山法性寺(はんにゃさん ほうしょうじ)山門                        32                               

Photo_33

Photo_34

 

山門の上階は鐘楼になっていて、秩父札所の鐘楼門はここだけです。                                 Photo_35

これより「花浄土」との立札のある石段                                                                                                                                                                                                                      

Photo_17 

本堂の写真は撮り忘れました。ご本尊は薬師如来です。
本堂の左手に観音堂が見えます                                                                     Photo_7

 
岩盤の上に建つ舞台造りの観音堂(ご本尊は聖観世音菩薩)                  Photo_11
 
上で参拝するには、このような所を通ります                               Photo_10 

本堂を見下ろすとSさんの姿が見えました                             Photo_12
 

写真の手前の岩を潜って進むと奥の院です。鎖を伝って崖を登らないと到達しない、大変危険な場所なので、そのような装備と時間の余裕がないと行けない場所です。     Photo_13
 
帰路は松井田のバス停まで約1時間ぐらい歩きます。                       Photo_14
 
札所巡りを始めた頃は間近に見ていた武甲山の雄姿。きょうは遠くに見えます。      Photo_15
 
この辺りは、歩いて札所巡りをする方が少ないのか?道案内が無く、交差点では戸惑います。ガソリンスタンドでこの道を教えて頂いたのですが、またも、登坂で、山に向かっているように思えるし、日暮れは迫る。近くの民家で聞くとやはりこの道でした。良かった~
来た道を振り返っての写真です。この先、まだまだ長い道のりでした。                                    Photo_21
 
無事 バス停に着き、バスの時間にも間に合って、良かったねと言い合えば、もう次回の相談です。残るは2ヶ寺。今年中にしたいとのこと・・・
 
この日の歩数 29400歩でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| | | コメント (4) | トラックバック (0)

2017年11月 5日 (日)

秩父札所ハイキング(5)

友人と二人で秩父 札所巡りを始めてから6年半。
前回からは約3年が経ちました。
34ヶ所のうち25番までを巡ったので、残り9ヶ所のお参りを再開することになりました。
10月は雨が多く、3回も日延べして迎えた11月2日。申し分ない天気に恵まれ、
秩父鉄道 影森駅で下車、地図を片手に 歩いて10分。
 
26番  万松山 円融寺(ばんしょうざん えんゆうじ)
御本尊は聖観世音立像                                       Photo
 
 
お参りして 頂いた御朱印。 美しい筆遣いが羨ましい                                       Photo_3
 
 
境内の紅葉も綺麗です                                          Photo_2
 
 
寺宝に江戸中期の絵師 鳥山石燕が描いた「景清のろう破り」があり、これは、源頼朝を討 とうとしたが かなわず、ろうに入れられ、ろう破りをしている時の景清の姿を描たとのことです。Photo_4
 
 
本堂前の石段わきに魔尼車がありました。
これを一回まわせば、お経を一巻読んだのと同じ功徳が得られるとのこと。    
ならば私も・・・刻まれた経を唱えながら、 ひと回し
Photo_5
 
 
ここから30分、300段の石段を登ると、奥の院 岩井堂があります。
道が険しいようなので、私たちは行きませんでした。                                        Photo_8
 
 
 
26番から徒歩 20分
27番 竜河山 大淵寺(りゅうがさん だいえんじ)
御本尊は聖観世音菩薩                                                                          

Photo_9

 

山門を入ると 更に石段が続き、上り詰めたところに月影堂と呼ばれる観音堂がありました。 Photo_10

 

月影堂裏の山頂に建つ白衣観音像は護国観音といい、手に持っているのは剣です。
山頂まで登らずに遥拝できました。                                   Photo_18                                                                                                                                                                                                     

 

月影堂に掲げられた 縁起の奉納額                                                Photo_12

 

裏山にはいくつかの石仏と、「カタクリの群生地」との立札がありました。                Photo_13

 

良い眺めですが~ 護国観音像のところからだともっと良いわねぇ           Photo_14

 

山門を入った所に延命水がありました。
枯れることが無く、飲むと33ヶ月寿命が延びるとのこと。                           Photo_17                                                                  

 

入口に建つお地蔵様
ご近所の方がお参りする姿がありました                           Photo

 
 
27番から徒歩 30分
28番 石龍山 橋立堂(せきりゅうざん はしだてどう)
御本尊は馬頭観世音菩薩 
 
石灰岩の巨大な岩壁の下に建つ観音堂
スゴ~イ!!!                               Photo_19
 
Photo_20
 
 
奥の院は鍾乳洞で、日本一の岩窟との看板あり。
洞内は撮影禁止                                     Photo_21
 
軽い気持ちで入ったのですが・・
洞内の3分の2は竪穴とのことで、入口と出口の高低差は約33m。はじめは下りです。やや広くなったところに石仏がありました。その後が大変・・・ 一人分の幅の通路はくねくねと曲がり、身をかがめないと通り抜けも出来ない・・・ 細く、狭く、急な階段、滑りそうで怖かった。少し広くなると石柱とか石筍とかを見ることが出来ました。一人では怖くて通れないかも?でも、後戻りも出来ないし、進むしかないねぇ
 
出口です。外の明るさ嬉しかった。                                             Photo_22
 
 
ここに、3軒の茶屋があり、手打ち ざる蕎麦で昼食をとった後29番へ向かいました。
 
28番から徒歩 30分
29番 笹戸山 長泉院(ささとざん ちょうせんいん)
御本尊は聖観世音菩薩                                 Photo_24
 
 
本堂の縁側に祀られた 三途の川のお守りをしてくれるというショウヅカのお婆さんPb021947
 
 
境内                                           Photo_25
 
 
陰になってしまった、入口の延命地蔵さん                                Photo_26
 
次の30番までは2時間の道のりがあり、ここまでの予定でした。
時間は午後2時10分。友人は天気が良いし、まだ歩ける。と言う。
 
次回予定の 30番から31番は18km、5~6時間は掛かりそうで、それが悩みの種だった私、友人の希望で30番を目指すことに、私としては嬉しいこと・・・
 
2時間の道のりは長かった。
西日の中を歩くと暑い。
水分補給に2度休憩し、道を聞くこと1回。
途中、秩父鉄道の駅が2駅あり、中断するならここでと確認しながら歩きました。
巡礼道は、一般道をそれて古道に入ることも多い。
疲れたら一般道の方が楽かもね。
こんな所もあるし~                                    Photo_11
 
 
やっとここまで来たよ。30番への分かれ道、ここから160m                    Photo_3
 
入口が見えた!                                       Photo_4
 
嬉しい!                                            Photo_6
 
 
 
29番から徒歩 約 2時間
30番 瑞龍山 法雲寺(ずいりゅうざん ほううんじ)
御本尊は如意輪観世音菩薩                                   Photo_2
 
沢山のお地蔵さんが並んで・・・
よく来たねっていってるかな~                                     Photo_8
 
お参りして 振り向くと・・・ ここは山の天辺。
 Photo_7
 
御朱印は午後4時までです。
私たちは25分ぐらい? 過ぎていましたが、頂くことができました。有難うございました。
 
白久駅まで約15分、下りは楽ですね~
Photo_9
 
とにかく頑張った友人に拍手!
正直、こんなに歩けると思っていませんでした。
家の玄関を出てから、また戻るまでの歩数、31900歩でした。
 

| | | コメント (4) | トラックバック (0)

2014年12月 7日 (日)

秩父札所ハイキング(4-5) 観音寺&岩之上堂

21番 要光山 観音寺 15:03到着
観音堂
Photo

下調べの時、芭蕉句碑があるんだと思っていたのにすっかり忘れていました。帰宅後に気付き、どこにあったのかしら? 写真で探したら境内の隅にありました。遠くから撮った八幡宮の写真の片隅にありました。この地は昔八幡宮の社地で神託により観世音の霊場になったようです。句碑は山寺(立石寺)で詠んだ 「閑かさや岩にしみ入る蝉の声 芭蕉」 です。
 Photo_2

六地蔵尊
Photo_3

観音寺から歩いて20分足らず

20番 法王山 岩之上堂 15:30到着
入口 本堂の裏手になります。
Photo_2
Photo_4

観音堂 
写真撮影のグループらしき方々と一緒になり、ちょっと混み合いました。
荒川に臨む断崖の上にあり、秩父札所の中では最古の建物とのこと。
Photo

境内
Photo_5

近くのバス停で30分待って西武秩父駅に向かいました。駅では 朝の裏山口駅下車の際、パスモが使えなかったので精算し、発車間際の急行に飛び乗ったので、お土産ひとつ 買うことが出来なかったのが残念。
でも、天候に恵まれ、気持ち良く 6ヶ寺をお参りすることが出来ました。残るは9ヶ寺。
あと3回は掛かります。最後の7回目は札所間の歩行時間が3時間半、6回目の札所間は4時間も掛かるようで、私たちに出来るかしら? とにかく、日が伸びて暖かくなってから... 次回は来春ですね。 家を出てから戻るまで、32,000歩。よく歩きました。




  

| | | コメント (0) | トラックバック (0)