天気が良さそうなので、予定日を1日早めた秩父札所巡り。
6回目は31番と32番のお寺を訪ねました。
今回は友人がもう一人増えて3人です。
西武秩父駅発10:10のバスに乗り、栗尾で下車。
31番 鷲窟山(しゅうくつさん) 観音院に向かいます。
観音院までは 約1時間の距離 。
紅葉の山に迎えられて いざ出発
岩殿沢の紅葉
冬桜が咲いていました。
歩き始めてから約30分。茶屋が2軒 並んでいます。
参拝後は ここでお蕎麦を食べる予定です。
茶屋の先の地蔵寺
山の斜面にひな壇のように並んだ水子地藏様にビックリです
見事に並んだ干し柿に気持ちも温かくなって、先へ進みます。
観音山トンネル。観音院まで700mとの看板あり
ガードレールの下に西国霊場の名が一つ一つ並んでおり、過去に行ったことのあるお寺などが思い出されます。西国ばかりではなく、各地の霊場の名が続いていました。
出発から50分、山門が見えてきました。
石造りの仁王様です
仁王様の高さは約3.9m、石造りとしては日本一とのことです。
ご本殿までの石段の数は296段。杖を貸していただけます。 『般若心経276文字、廻向20文字、お経の数に合わせてあります。お経を唱えながら登って下さい』と石段脇の石に刻まれています。 私はお経を唱えられない。昔、父方の叔父が唱えていたのを思い出しましまた。
所々にある句碑を見ながらゆっくりと登ります。
一輪の花に心和ませて・・・
鐘楼堂が見えて
到着です。
大きな岩屋に建てられたご本堂
ご本尊は聖観音菩薩です。
境内
本堂左奥の聖浄の滝。 水量は少なくなっていますが、高さは60mとか・・・ 滝の左側の断崖に摩崖仏が刻まれています。写真に撮ってなかったのが残念。この岩肌を見ると大昔はここが海底だったことが分かるとのこと。 驚きです。
滝に立つ不動明王像
崖には幾つかの仏像が並び、崖の部分を繰り抜いたような中には弘法大師像があります。
深山紅葉で一句・・・出来ませーん (=_=)
茶屋で山菜蕎麦を注文したら、こんにゃくのフライを1個サービスで頂きました。こんにゃくのフライは初めて、美味しかった。
栗尾のバス停に戻ります。
32番札所へ行くのに、松井田までバスに乗る予定でしたが、バス運転手さんに聞いたら、「こちらからだと皆さん三島から行きますよ」とのこと。松井田と聞いていたので、迷いましたが、三島で降りました。松井田より手前になります。
下車すると、札所へは2.5kmのハイキングコースと4kmの一般道があり、さて、どちらにすか・・・ハイキングコースといっても、車でも行ける林道です。Kさんが大丈夫だからと希望するのでハイキングコースにしました。
でも、坂道になると、お土産に買ったお芋と柚子が重くて辛いとのこと。お土産は私が持ちますと預かって・・・しばらくするとやはり辛そうで、まだ、戻れる場所ですが、Kさんはこのまま行きたいと。私はKさんのリュックと手提げ全てを持つことに・・・Kさんは心臓と癌と2度も大きな手術をなさった方なので、とにかく無理はさせたくなかった。
写真では分かりにくいですが、勾配のある坂でした。
無事、峠の上に到着。後は下るのみ。納経の受付時間は4時まで。急かすことは出来ないし、心配しましたが、なんとか間に合いそうで、良かったと一安心。Kさんよく頑張ったよ。
32番 般若山法性寺(はんにゃさん ほうしょうじ)山門
山門の上階は鐘楼になっていて、秩父札所の鐘楼門はここだけです。 
これより「花浄土」との立札のある石段
本堂の写真は撮り忘れました。ご本尊は薬師如来です。
本堂の左手に観音堂が見えます
岩盤の上に建つ舞台造りの観音堂(ご本尊は聖観世音菩薩)
上で参拝するには、このような所を通ります
本堂を見下ろすとSさんの姿が見えました
写真の手前の岩を潜って進むと奥の院です。鎖を伝って崖を登らないと到達しない、大変危険な場所なので、そのような装備と時間の余裕がないと行けない場所です。
帰路は松井田のバス停まで約1時間ぐらい歩きます。
札所巡りを始めた頃は間近に見ていた武甲山の雄姿。きょうは遠くに見えます。
この辺りは、歩いて札所巡りをする方が少ないのか?道案内が無く、交差点では戸惑います。ガソリンスタンドでこの道を教えて頂いたのですが、またも、登坂で、山に向かっているように思えるし、日暮れは迫る。近くの民家で聞くとやはりこの道でした。良かった~
来た道を振り返っての写真です。この先、まだまだ長い道のりでした。
無事 バス停に着き、バスの時間にも間に合って、良かったねと言い合えば、もう次回の相談です。残るは2ヶ寺。今年中にしたいとのこと・・・
この日の歩数 29400歩でした。
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