公園の春
3日前の雪は寒かったですね。節電要請が出されて、停電になっては困ると、厚着で頑張りましたよ。翌日から やんわりと暖かさが戻ってきました。
さて、公園は梅が終わって 春の花々が一気に咲き出し、園内を歩く度に いつも新しい発見があって楽しいです。
3月19日&23日、日本庭園に咲いていた花たちです。
三椏(みつまた) ジンチョウゲ科の落葉低木
花弁は無く、細長い筒状の萼の先が4裂して花弁のように見えます。
和紙の原料として栽培されますね。
三椏の花はじめから和紙の味 滝春一(たき しゅんいち)
枝は三つに分かれ、別れた枝の先で又三つに分かれ、その枝先に筒形の小花がかたまって咲きます。淡い黄色の花は 華やかさは無いけど趣があります。
三椏の花三三が九三三が九 稲畑汀子
馬酔木(あせび) ツツジ科の常緑低木
日本の固有種で、葉や茎にアセボトキシンと言うものがあって、牛馬が食べると酔ったようになるので、馬酔木と書くとのこと。
馬酔木咲く向こうで欠伸夢の僧 金子兜太
月よりもくらきともしび花馬酔木 山口青邨
沈丁花(じんちょうげ) ジンチョウゲ科の常緑低木
夏の梔子(くちなし)、秋の金木犀を合わせて三大香木と言われています。
沈丁花その存在を闇に置く 稲畑汀子
椿 ツバキ科の常緑樹
日本原産で、緑の厚い葉がつやつやしてますね。
初椿といふべき一花ひらきけり 能村登四郎
柊南天(ひいらぎなんてん) メギ科常緑低木
葉が柊に似ているのでつけられた名前です。
石蕗の花後
福寿草から少し離れた同じ場所に ひっそりと・・・
絮毛が飛んだ後です。
石蕗の絮毛
こちらはひと月ほど前(2月23日)の状態。
絮毛 も好きです。
日向水木(ひゅうがみずき)マンサク科トサミズキ属の落葉低木
土佐水木との違いは下垂した花序が短いことです。
俳句を調べましたが、土佐水木の句ばかりでした。土佐水木は此処では見当たりません。やっと見つけた日向水木の一句
黄は黄でも日向水木の薄黄好き 高澤良一
彩翔亭のテイクアウトデーで桜餅と草餅を水屋前で販売してました。それぞれ2つずつを求め、待っている間に撮った躑躅。
終わった福寿草の中で 芍薬の芽が伸びてました。
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3月21日の東川、河津桜でしょうか?
ソメイヨシノは未だですね。
きょう25日、公園の桜(ソメイヨシノ)が咲き出しました。
日本庭園では春蘭も咲いていました。
我家ではムスカリ、ヒヤシンス、クロッカス、キルタンサス、芝桜など咲いて、イカリソウの開花待ちです。百合も次々と発芽しグングン育ってます。
ウクライナの惨状には心が痛みます。
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