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2021年7月11日 (日)

捩花(捩摺 )&もじずり石の思い出

看護学校 裏の駐車場に捩花が沢山咲いていました。
ピンクの小花が、らせん状に咲いて、すっと伸ばした花穂。 趣のある花です。
何故、らせん状に捩じれて咲くのでしょう?

花がみな一方向に向けば、茎が傾くので、花が工夫して 捩じれるように花を付けるようになったと。
賢いですね。
我家のグラジオラスは雨の中に咲いて、茎が傾きます。
支柱をしても 花穂が折れたりします(>_<)
捩じれグラジオラスに進化してくれるとイイね (^_-)-☆
Photo_20210708145001



文字摺とわかって見れば面白し   中田みづほ


捩花は捩摺(もじずり)とも言います。
捩摺は、平安時代以前に 忍草の葉を布に摺りつけて、捩じれ乱れた模様を染めたもの。また、捩じれたような模様のある石に 布を当てて摺り込んで染めたものです。
その もじずり石が福島県の文知摺観音(安洞院)にあります。
Photo_20210708145201

芭蕉は「おくの細道」で此処を訪れています。
本文 『あくれば、しのぶもぢ摺の石を尋ねて、忍ぶの里に行く。遥か山蔭の小里に、石半(なか)ば、土に埋もれてあり。里の童べの来(きた)りて、をしへける、「むかしは、この山の上に侍りしを、往来(ゆきき)の人の、麦草(むぎくさ)をあらして、この石を試み侍るをにくみて、この谷につき落せば、石のおもて、下ざまにふしたり」と云う。さもあるべき事にや。早苗とる手もとやむかししのぶ摺 

私は 8年ほど前に、芭蕉の足跡(おくの細道)を訪ねるツアーに参加しました。
ここの住職さんのお話ですが、「早苗とる・・・・」の句の原句は「早苗つかむ・・・・」であったと。そのことが分かる資料が保存されていました。
クリックで少し拡大できます
Photo_20210708145301

百人一首にも詠まれてますね。
みちのくの忍もじずり誰故に乱れ染めにし我ならなくに    河原左大臣

都からの按察使(巡察官)であった源融(河原左大臣)と土地の長者の娘(虎女)との悲恋物語です。
Photo_20210708145302

捩花を見て 思い出に耽ってしまいました。




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コメント

おはようございます。
捩花は可愛いですね!
ピンクも優しい〜!
私も大好きです!
亡きマコを連れて行った小さい公園に咲いてました。数本頂いて花瓶に挿して楽しみました。

投稿: マコママ | 2021年7月11日 (日) 11時13分

私が子供の頃の原っぱにはシロツメクサがいっぱいに咲いていて編んで冠や首飾りにした思い出が🍀
でも、最近は原っぱと呼べる広い草地は殆ど無く、道端にはシロツメクサよりネジバナが幅を利かせています

百人一首の
『みちのくの忍もじずり誰故に乱れ染めにし我ならなくに』
早々と覚えられた和歌の一つ・・・なぜか覚えやすいのと、なかなか覚えにくいのがありました ᕕ(→ܫ←)ᕗ⁾⁾

投稿: ば~ば | 2021年7月12日 (月) 07時59分

マコママ様
コメントありがとうございます。
捩花は愛犬マコちゃんとの思い出のお花なのですね。
私は、八甲田山のロープエイ登り口前に咲いていたのが印象に残っています。
何年か前には、ベランダで自然に芽生えて、また自然に消えてしまいました。
誰もが目にして、誰にでも好かれる花ですね。

投稿: hikobae | 2021年7月12日 (月) 08時30分

ば~ば様
コメントありがとうございます。
公園にもシロツメクサがいっぱい咲きます。
でも、今年は何故か?見栄えがしませんでした。
1枚も撮ってません。

百人一首は小学1年生の頃から、作者と一緒に父に覚えさせられました。あの時何首ぐらい覚えたのでしょう?
そのうちの幾つかは今でも覚えてますね。
忘れた方が多いです。

投稿: hikobae | 2021年7月12日 (月) 08時38分

こんにちは。

百人一首のしのぶ摺りの歌には、こんな伝説があったんですね。
知りませんでした。

河原左大臣の邸宅跡は、源氏物語の六条院のモデルになり、
今は東本願寺の渉成園(枳殻邸)となって残っています。
今の季節は、蓮池に蝉時雨が降り注いでいます。

投稿: なかっちょ | 2021年7月13日 (火) 08時53分

なかっちょ様
おはようございます。
コメントありがとうございます。
私も住職さんのお話で知ったことです。
安洞院から少し離れた所に 虎女が源融公との再会を祈願した折、身を清めたという「虎が清水」、また その少し先には、虎女の墓がありました。

東本願寺は京都駅のすぐ近くだったような?
訪ねたことは無いのですが、邸宅跡の蓮池と蝉時雨。趣がありますね。

投稿: hikobae | 2021年7月14日 (水) 05時54分

少し前に註釈本で『奥の細道』を読み通し、自分で訪ねたゆかりの場所の写真を見直したりしました。時空を超えても伝わるものは伝わるものですね。

投稿: OKCHAN | 2021年7月14日 (水) 07時23分

OKCHAN様
コメントありがとうございます。
句会があって、お返事が遅れてすみません。

おくの細道を個人で調べて訪ねられたのですね。
素晴らしいです。
おくの細道はNHK講座を受講し、旅行会社のツアー(全16回 講師付)にも参加しました。
何処も興味津々、良い思い出になりました。
芭蕉が歩いた旧道なども残っていました。
もう一度訪ねたいとも思うのですが・・・・

投稿: hikobae | 2021年7月16日 (金) 05時46分

百人一首の中で「陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし われならなくに」

この句は何故かいち早く頭に入ったのを思い出します。
何故なら、現代語訳で説明された先生の説明が印象的で、強烈に脳裏に張り付いてしまった事を思い出します。

摺り衣の模様のように、乱れる私の心。いったい誰のせいでしょう。私のせいではないのに(あなたのせいですよ)

なんとロマンチックでしかも切ない歌でしょう。あとの授業が頭に入らなかった覚えが甦ります。(笑)

捩花、我家も鉢植えですが、毎年咲いてくれます。可憐な花ですね。

投稿: yasu | 2021年7月19日 (月) 22時08分

YASU様
コメントありがとうございます。
河原左大臣の有名な一首、詠まれた心もですが、言葉の流れ、リズムがとても良いですね。
私の古典の先生は、山好きで、授業の半分は 山のお話だったような・・

我家の捩花は、自然に生えて何年か楽しんだ後、また自然に消えてしまいました。

投稿: hikobae | 2021年7月21日 (水) 06時01分

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