3月13日 練馬区立 牧野記念庭園&記念館に行きました。 数日前の新聞を見て はじめて知った庭園です。3月31日まで記念館の企画展 「服部雪斎 春の花を描く」に興味を持って出かけました。雪斎の描いた植物画の美しさにうっとりです。素晴らしい!細かなところまで克明に描かれていました。
庭園は牧野博士のご遺族から植物標本と樹木の寄付を受けて、博士の住居跡を記念庭園として保存したのがはじまりとのこと。
西武池袋線 大泉学園駅から歩いて5分です。
入口に立つと満開の大寒桜に迎えられました。
道路から見た桜(上)と園内から見た桜(下)

庭園の樹木&草花には 全て分かり易い名札が付けられており、また、珍しいものが多く、興味深く見て回りました。
寒緋桜

トサミズキ 博士は高知県の生まれです。

光源氏という名の椿

雪椿

馬酔木

りょくがくばい という白梅はもう終わりに近く、いくつか咲いていましたが、上手く撮れませんでした。花のがくが薄緑なのだそうです。 紅梅はまだ咲いていました。
天気は曇りだったのが残念。福寿草、節分草、広葉甘菜(ひろはあまな)、雪割一華(ゆきわりいちげ)などの花は皆閉じたり、俯いたりしていました。
きばな節分草は西洋種。節分草が日本のもので、もう花は終わりですね。。
花後の種をつけた株が栽培されていました。種を採るのでしょう。
ひろはあまな

ゆきわりいちげ

むさしあぶみ

ふっきそう 花には まだすこし早かったかな

ふゆのはなわらび

ばいも

せんとうそう

たまのかんあおい

あおいすみれ

園内には スエコザサに囲まれて 博士の胸像が建っています。スエコザサは博士が発見した笹の新種に付けた和名で、Sasa Sueko ana Makino の学名を付け夫人の名を永久に世界にのこしたとのことです。この笹 園内のあちらこちらに見られます。因みに博士が命名したものは新種、新品種など1,500種に及ぶとのこと、驚きました。

園内に博士の言葉を刻んだ石碑と 句を刻んだ石碑があります。
花あればこそ 吾(わ)れ在り

寿衛子夫人は、生活苦に耐えながら、好きなことひとつせず、常に博士の研究を第一に考え博士に尽くしたとのこと。博士の偉業は内助の功の賜物と言われているようです。(説明版より) 結網子は20歳の頃から生涯に亘って用いた号です。

園内 (ひろはあまな)

木立の奥に展示棟が見えます

講習室もあり、園芸相談など、定期的に開催されているようです。
園内は良く管理されていて、年間を通して珍しい花が楽しめると思いました。これから度々出かけてみようと思います。
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