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2012年5月24日 (木)

奥の細道を訪ねて 第2回 草加から大神神社へ (1)

5月20日奥の細道を訪ねて第2回は草加~室の八嶋でした。
草加と言えばお煎餅。草加せんべいの発祥地です。石碑の解説板によると、日光街道の草加松原に旅人相手の茶屋があり、そこのおせんさんが作る団子が評判でしたが、売れ残ったのを川に捨てているのを見た武者修行の侍が、団子をつぶし、天日で乾かし、焼餅として売ってはと教えたのでその通りにしたのが始まりだそうです。石碑の右に立っているのは煎餅を焼く箸だそうです。
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『おくのほそ道』に「其の日、漸(やうやう)早加(さうか)と云ふ宿にたどり着きにけり」との記述があり、草加市では『おくのほそ道』に関するシンポジウムや講演会などを開催しているようです。
草加宿と書かれた常夜灯の向こうに曾良の像がありました。写真がはっきりしませんが、右手で芭蕉像の方向を示し、左手に矢立てを持っています。像の裏には『おくのほそ道』の原文で曾良のことが記されています。Photo_3Photo_4旧日光街道を隔てて札場河岸(ふだばがし)公園があり、入口に芭蕉の銅像があります。江戸の方を振り向いているのでしょうか。Photo_7

札場河岸とは綾瀬川沿いに設けられていた船着場のひとつです。草加を詠んだ子規の句碑がありました。Photo_8

札場河岸公園の望楼(遠くを見渡すための櫓)に登ってみました。靴を脱いで登ります。

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望楼の上から見た矢立て橋。ここから綾瀬川沿いの草加松原遊歩道を歩きました。約1.5キロにわたっる松並木で、634本だそうです。スカイツリーの高さと同じですね。

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矢立て橋↓ 太鼓橋風の歩道橋です
(白い枠の付いた写真は全てクリックで拡大します)
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足元はPhoto_13橋の上からみた草加松原
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松尾芭蕉文学碑Photo_11
水原秋桜子が草加を詠んだ4句のうちの1句「草紅葉草加煎餅干しにけり」 句碑の周りは草紅葉ではなくシロツメクサとニワセキショウが咲いていました。Photo_14

日本文学者ドナルド・キーンさんは芭蕉の研究にも長けていて芭蕉シンポジウムに訪れた記念の植樹がありました。
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百代橋 『おくのほそ道』 冒頭の一節「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也」にちなんだ橋名です。
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草加松原北端 ここで松原はおわりです。
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バスに戻る途中、建物の壁にこんなものがありました。Photo_17バスで春日部に向かいました。続きは次回に...

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