公園散策
5月14日、句会の前日です。
何となくしっくりしない句もあり。
少し歩けば何とかなるかと・・・
体操後、園内を歩きました。
先ず目についたのがユリノキの花でした。
体操会場から池に下ったところの大きな樹に咲いています。
チューリップのような花です。
英名はチューリップ ツリー
学名はリリオデンドロン
なので和名がユリノキです。
百合の木の大木の花咲きゐたり 飴山 實
足元には蛇苺。
先日 園児たちが何か拾っては 手に持った袋に集めていました。
まだ赤い実になる前の萼片に包まれた実を摘んでいたのです。
私のそばに来て萼片を開いて小さな赤い実を見せてくれましたよ。
蛇苺いつも葉っぱを見忘れる 池田澄子
私の好きな俳人の一人です。
池の脇に咲いていた忍冬(ニンドウ)の花
花のはじめは白で、やがて黄色になるので、金銀花。
また、花の蜜を吸って遊ぶので吸葛(スイカズラ)とも言われます。
すひかずらたまの揚羽のながくゐず 中村汀女
忍冬咲く故蜂にさされたる 高野素十
どちらも季語が二つありますね。
句会では先生がよくご指摘なさることですが・・・
NHK俳句ではどちらかが主役になっていれば良いと・・・
さて上の二句はどちらが主役でしょうか?
十薬の花が咲き出しました。ドクダミですね。
群生しているのをよく見かけます。
十薬の香の墓に子と遊びをり 石田波郷
毒だみや十文字白き夕まぐれ 石橋秀野
石橋秀野の名を聞けば、決まって思い出されます。
何とも切ない絶筆のこの一句
蝉時雨子は担送車に追ひつけず 石橋秀野
私には3人の姉が居て、3人目の姉が生まれるとすぐに母親が亡くなってます。そんなことが頭にあるのでしょうか?
スタジイの花が咲いてました。
椎は2種類あって、実が楕円で12ミリを超えるのがスタジイ。
球形で小さいのはコジイです。
遠くより見て近づきし椎の花 右城暮石
この木の根元がスゴイです!!
迫力ありますよね。
子供が登って遊んでいたこともありましたよ。
広場では園児たちが輪になって楽しそうでした。
夏芝にとじてひらいて園児の輪 蘖
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家ではホギシキョウが満開に
ゴーヤの二つ目の花も雌花でした。
ミニパブリカはほんの少し蕾が見えました。
クロツバラの花も見ました。
とても小さくて、注意していないと花を見ずに終わります。
晩秋から初冬に黒い実になります。
クロツバラはヤマキチョウの食草とのことですが、この辺には居ない蝶ですね。
サーモンクラシック(スカシユリ)の蕾が色付き初めました。
もうすぐ開花します。
花壇のスピリット(スカシユリ)の蕾も大きくなってます。
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